≪ 裏銀座縦走 ≫  8月5日~10日

“静かな山歩き”というフレーズを想い起こさせる裏銀座縦走。

意外と登山者も多く、たくさんの花々に出会えた。

 初日は、大町温泉郷で移動の疲れを癒し、河原を渡る涼しい風で体をほぐし、寿司とビールでおつかれさん!

明けて6日。今回のコースは、

①ブナ立尾根~烏帽子岳~烏帽子小屋 ②~野口五郎岳~水晶小屋~岩苔乗越~高天原山荘

③~雲の平~岩苔乗越~水晶岳~水晶小屋 ④~竹村新道~晴嵐荘 ⑤~七倉下山

 

高瀬ダムまでタクシーで移動し、小雨の中、出発する。

天気は徐々に回復し、以降、下山するまで好天に恵まれた。

 

 

虫の多い、蒸し暑い急登を喘ぐこと約5時間半。

登山道は歩きやすく、30分~40分毎に休憩しながらなので、3大急登ではあるが、皆さん余裕を残し、烏帽子小屋に到着する。

 

 

 

 

烏帽子小屋。

 小屋の前は、花畑!

 

 

 

昼食後、烏帽子岳を往復する。約2時間弱。

頂上直下は鎖場だ。

 

 

 

引き返す途中、振り返り見た烏帽子岳。

 

7日。

予報は好天を伝えていたが、小雨模様の中出発する。

湿度の高い朝の空気が、どんどん移動している南沢岳&不動岳方面。

 

やがて、空は青空へと移り変わり、快適な縦走となる。

 

 

 

水晶岳と左側の赤茶けた部分が水晶小屋。

あそこまで行けば、あとは高天原までほぼ下りだ。

 

 

 

野口五郎岳頂上。

後方は、槍カ岳方面。

 

 

東沢乗越付近から見た硫黄尾根越の槍。

ここから水晶小屋へは、岩稜帯のアップダウンで、目前に見えるがなかなかシンドイ。

 

 

 

水晶小屋で昼食後、岩苔乗越へ下る。

真正面に薬師岳を見ながら、高天原へ約2時間半さらに下る。

 

高天原に着いた。

 

途中、水晶池辺りは蚊の養殖地のようだった。

この目の前にひろがる空間は、思わず深呼吸を呼び、約10時間踏ん張ってきた筋肉を脱力させてくれた。

さあ~、先ずは乾杯しよう!

 

 

8日。

昨夜は、温泉とビールで最高に満たされた。

今日は、雲の平経由で水晶小屋へ戻る。

 

高天原から朝の水晶岳が眩しい!

 

 

先ずは、高天原峠へ向かう。

 

途中、ワタスゲの湿原が、実に高天原らしくイイ雰囲気だ!

 

峠まで約1時間。

それから、雲の平までは徐々に標高を上げ約2時間。

美しい森を抜け、更に景色も展望もどんどん素晴らしくなってくる。

雲の平を楽しむには、このコースが一番イイ。

 

背景は、苗代の原辺りからの水晶岳。

 

 

 

 

奥スイス庭園付近からの水晶岳。

 

 

新しくなった、雲の平山荘。

 

去年歩いた、黒部五郎と遠くに笠ヶ岳。

 

 

 

 

祖父岳からの鷲羽岳と槍穂連峰。

 

 

 

 

ミヤマダイコンソウと水晶岳。

 

 

 

 

   水晶岳。

 

 

9日。

水晶小屋の朝。

今日は、長く急な竹村新道を約7時間下る。

名残惜しいが、晴嵐荘の温泉とビールも待ち遠しい。

 

 

 

 

アルプスの山肌に、名残惜しそうな5人の影が伸びる。

 

 

ゴールが近づいた。

 

水俣川の奥に、北カマ尾根と槍が高く聳える。

 

 

10日。

昨日、小屋の人から、「良く飲みますね~」と言われた。

降りてきて温泉につかれば、ビールも進むというものだ!

 

今日は、高瀬ダムへ約3時間下るのみ。

大町でひとっ風呂浴びて、帰ろう。

 

 

さて、来年の夏はどこに行こうか?

ここ何十年来思っていることだが、楽しみで仕方がない!


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